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月曜日が休みだと曜日の感覚が変になっちゃうな。
今週は1日ズレちゃってる感じがする。

何の本の紹介をしようかな、と毎週悩むのって楽しい。
平素お世話になっている美容室で
「何か漫画で店に置くのにオススメない?」と聞かれたので
数作品オススメさせていただいた。
その内の1作品を紹介しようと思う。
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王様の仕立て屋 1 ~サルト・フィニート~


著者:大河原 遁
出版社:集英社


ナポリ中の“究めし職人"から“ミケランジェロ"と賞賛された
伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である日本人、
イタリア・ナポリの泥棒市に住む 織部 悠が主人公。

公の場での紳士服がらみのトラブルを抱えた
様々な依頼人の難しい注文をこなしつつ、
受け継いだ至巧の技や、服飾の文化や決まりごとの解説を交えて
彼らを取り巻く問題をも解決していく人間ドラマ。

巻が進むと長編がでてくるが、基本的に1話完結で読みやすい。
服飾の決まりごとは知っていれば、
フォーマルな場に出なくてはならない時に
余計な恥をかかなくて済む。


多くの日本人サラリーマンにとって
スーツに対しては”仕事着”くらいにしか感じていない。
それを見ている子供としては、
父親のスーツ姿は イマイチ格好良くない(イケメンパパさんは除く)。

でも、シャツやラペル、ネクタイだけでも
ちょっと気を使って手を入れるだけで
スーツ姿が格好良く見えてくるのは目から鱗が溢れて落ちんばかり。

なんというか、日本のお父さんに読んでもらいたい、と
心から思う。
スーツ姿が格好いいお父さんは子供心に自慢になります。


そう思ったので、美容室の店長さんにオススメしておきました。

何度も何度も読み返せるぐらい面白い。
1・2巻読んでみてください。
たぶん、次の日ぐらいに10巻まで買いに走ること請け合いだから。

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ウッカリとブログ更新忘れてしまうほどに
「ガンダムブレイカー」と「地球防衛軍4(360版)」に夢中です。
久しぶりに就寝を忘れて遊んでます。
友達とバカ騒ぎできるゲームは めっさ楽しいですね。

特に「地球防衛軍4」は
「E・D・F!」とチャットで叫ぶと 知らない人も叫び出し、
暫く遊べば皆友達、という感じ。
素敵だなぁ、このタイトル。
こういう愛され方をするタイトルに作る側として関われたら幸せだろうな。


「ガンダムブレイカー」はプラモデルで遊ぶ楽しさの
魅力が詰まってて良いですね。
でも、ジオン好きな私は素直にガンダム作るの嫌なので
頭をガンタンクにしちゃったりするわけです。
これはこれで可愛らしい。
そして、自分だけのカスタムMSを持ち寄って遊ぶ。
これはもう、童心に返らざるを得ない。
この遊ばせ方はオモチャのバンダイらしくて大好きです。

と、まぁゲーム三昧の幸せな日々に浸っております。

そんなこんなで、何の本を紹介しようかと相成るわけですが、
チョイと、スッキリしていない紹介があったので、
そっちを先に済ませてしまおうと思う。
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皇国の守護者〈2〉 勝利なき名誉

著者:佐藤 大輔
出版社:中央公論社


先日1巻を紹介したけれど、途中で終わってしまうので
ここまで読みきってもらわないとスッキリしないだろう。
内容は1巻の顛末と、これから続く話の布石。

1巻と比べてアッサリした内容だけれど、
戦場とはまた違った緊張感、
ゆっくりと、ほんとうにゆっくりと張り詰めていく緊張の糸。

緊迫した状況の演出として
静かに積みあがっていく不穏な感じが
たまらなく、物語の次へと続く期待感を煽る。
面白さが加速を始める。

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ちょいと過去に読んだ安定して面白い本の紹介を続けてしまったので
比較的新しく出版された本を紹介しようと思う。

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間抜けの構造

著者:ビートたけし
出版社:新潮新書


日本独特の感覚である”間”についての
主にビートたけしとしての視点からの話。

”間”を大事にする感覚は、日本人独自の物がある。
しかしながら間を大事にする事は過剰に空気を読む行為に他ならず
何かを生み出す能力が どうしても弱くなる。
これは日本が抱えている短所といえる。

新しい物を作るには、一度何かを壊さないといけないが
間を大事にした結果、思い切ったイノベーションが出来なくなる。

この指摘された箇所は、
クリエイターの末席に置かせていただいている身として
突き刺さる。突き刺さる。

私も、新しい物をなかなか壊せない部類だと思うので
心にとどめておこうと思う。


間に注意して、、、いや、注視して物事を見ると
今まで自分にとって薄かった点が見えてきて 面白い。

また、間のいい人・悪い人を ちょっと気にしてテレビを見る
ちょっと今までとは違った楽しみ方も(笑)
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長編モノの本を紹介すると、
紹介する本がゴッソリ減っていく。
1冊づつ紹介した方が良いんじゃないか?
と思ってきた(笑)

各巻ごとに紹介か、
作中での色んな波があるから面白いかもしれない。

あ、細かいところでココが好き!って言える。
描きたいシーンもあるし、良いかもしれない。

ともあれ、今回紹介するのも長編モノ。
仕事で忙しくして、本屋に行けないとき、
貯めこんでいた未読本がなくなった時に
定期的に取り出して読み返している作品。
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皇国の守護者〈1〉反逆の戦場

著者:佐藤 大輔
出版社:中央公論社


コミカライズしているので、そちらで読んだ人も居るかもしれない。

18世紀後半か、19世紀初頭か、皇国という日本に良く似た島国と、
大陸で様々な国を吸収した超大国との戦争を描いた作品。
架空の世界の戦争小説、
仮想戦記、ということで正しいだろうか。

世界観描写が丁寧で、戦争モノなのに
状況を頭で想像しやすいので楽しめた。

剣牙兵という特殊兵科の中隊長、新城 直衛が主人公。
1巻の部隊は「北嶺」、北海道をイメージしたらいい。
雪の降り積もる極寒の地で、
超大国の前に成す術なく壊走した友軍の
退却時間を稼ぐように、主人公の部隊へ命令が発せられる。

生還の見込みはない。
数万の帝国軍に対して、新城率いる部隊はおよそ600名。

これ、なんて「300(スリーハンドレット)」ですか?
というような状況。
300と違うのは、正面きってぶつかり合わない所と
部隊が自分達も助かるために撤退していく所。

最初は出来ていた伝令の連絡も出来なくなり、
友軍の撤退状況が不明になり、
しかし、背後から帝国軍の大部隊が迫ってくる。

追いかけられ、追い詰められる緊張感と、
友軍の撤退時間は稼げるのかという焦燥感。
更に、生還できるのか分からない絶望感。
この緊迫感がたまらない。

常に勝ち続ける話も読んで気持ちが良いかもしれないが
負け続ける中から、勝ちを拾っていく話も面白いと思うんだ。

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ああ、重要なことを書いていなかった。
剣牙虎カワイイ(笑)

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ネット上で雑談していた時に
「なんでそんなに本が好きなの?」とか
「きっかけになった本ってあるの?」などと
聞かれることがあったので、記憶を遡って
思い当たった作品があったので紹介することにした。

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ロードス島戦記 -灰色の魔女-』


著者:水野 良
出版社:角川書店


いわずと知れた和製ファンタジーの名作。

元々テーブルトークRPGの内容を小説化するということもあり
世界観が当時触れてきた作品と比べて
段違いで、圧倒的。


文章も読みやすく、それゆえに設定描写から想像を膨らませやすい。
情景、状況、生活を想像しやすいというのは魅力的だ。

最初から絶対的に強い主人公でないのも魅力的だ。
やはり延びしろが大きく、読み進むたびに成長する主人公は良い。
読み進めた時に感じる 愛着が違う。


風邪引いて、病院から帰る途中で
寝て大人しくしているお供にと購入したのが出会い。

今まで触れてきた、”物語上の設定”ではなく
はじめて設定の基盤になる”世界”に触れたらもう
こんな面白いものに ハマらないわけがない。

本に没頭する楽しさを教えてもらった。

これだ。

この作品が私を本好きにしてくれた。
間違いない。
未だに書棚の一番前にある私の宝物。

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プロフィール
HN:
芹沢人参
性別:
男性
自己紹介:
ゲーム会社所属。
開発のひと段落した時に気ままに楽描きしております。
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